日別アーカイブ: 2025年11月14日

三重板金工業のよもやま話~雨漏りから家を守る!~

皆さんこんにちは。

三重板金工業の更新担当の中西です。

 

~雨漏りから家を守る!~

 

「そろそろ屋根のメンテナンスをした方がいいと言われたけど、正直よく分からない…」
「板金って聞いたことはあるけど、瓦やスレートと何が違うの?」

そんな疑問をお持ちの方に向けて、今回は屋根板金工事の基本を、できるだけやさしく、そして少し“現場目線”も交えながらお話しします


1. そもそも「屋根板金」ってなに?

「板金」と聞くと、工場で金属を曲げたり切ったりしているイメージを持つ方が多いかもしれません。
屋根板金とは、薄い金属板(主にガルバリウム鋼板や亜鉛メッキ鋼板など)を加工して、屋根や建物の一部を守る役割を持つ建材のことです。

屋根板金が使われる主な場所は…

  • 金属屋根そのもの(いわゆる“板金屋根”)

  • 棟板金(屋根の頂点部分を覆う金属)

  • 谷板金(屋根の“谷”になっている部分)

  • 雨押え板金(外壁と屋根の取り合い部分)

  • 破風板金・笠木板金(屋根の端や手すりの上など)

などなど、実はお住まいのあちこちに使われているんです
普段あまり意識されませんが、雨・風・雪・紫外線から建物を守る、影の立役者といっても過言ではありません。


2. 屋根板金工事が重要な理由⚠️

屋根板金は、劣化したり、強風で浮いたり・飛んだりすることで、次のようなトラブルにつながります。

  • 雨漏りが発生する

  • 釘やビスが抜けて、板金がバタつく・異音がする

  • 台風時に板金がめくれて飛散し、周囲の家や車に被害が出る

  • 放置した結果、屋根材や下地まで傷んでしまう

特に「棟板金」は、屋根の頂上部分にあり、風の影響を最も受けやすい箇所です。
見た目には少し浮いているだけでも、内部の木下地が腐っていたり、釘が効いていなかったりすることも多く、早めの点検・補修がとても大切になります


3. 屋根板金工事の種類と特徴️

屋根板金工事と一口にいっても、いろいろな内容があります。
ここでは、代表的なものをいくつかご紹介します。

① 棟板金の交換工事

もっともご相談が多いのが、この「棟板金の交換」です。

よくある症状

  • 風が強い日に「バタバタ」という音がする

  • 屋根の頂点部分の金属が浮いている・曲がっている

  • 釘が抜けて、錆びている

こうした場合、板金を外してみると、中の木下地(貫板)が腐ってスカスカ…なんてことも珍しくありません

主な工事の流れ

  1. 既存の棟板金を取り外す

  2. 古い貫板を撤去し、新しい樹脂製や防腐処理された貫板を設置

  3. 新しい棟板金を被せ、ビスでしっかり固定

  4. 継ぎ目やビス頭をシーリング処理して防水

昔は「釘で打つ」のが一般的でしたが、今は抜けにくいビス止めが主流です


② 谷板金の交換工事 ⛰️

屋根どうしがぶつかって“谷”になっている部分には、水が集中して流れます。
ここに敷かれているのが「谷板金」。

ここが傷むと…

  • 集中的に雨水が流れる=穴があくと一気に雨漏り

  • 雨染みや天井クロスの膨れの原因に

という、とても重要な部分です。

スレート屋根や瓦屋根の場合でも、谷部分だけ板金になっていることが多く、
「屋根材はまだ大丈夫だけど、谷板金だけ交換」という工事もよく行われます


③ 屋根の葺き替え・カバー工法としての板金屋根

屋根全体が老朽化している場合には、

  • 既存の屋根を撤去して、下地からやり直す「葺き替え」

  • 既存の屋根の上から新しい金属屋根をかぶせる「カバー工法」

といった選択肢も出てきます。

ガルバリウム鋼板などの軽量な屋根材は、

  • 建物への負担が少ない

  • 耐久性・耐候性が高い

  • 形状がシンプルで、雪が滑り落ちやすい

といったメリットがあり、近年とても人気です✨


4. 屋根板金工事の流れをイメージしてみよう

ここでは、棟板金交換を例に、工事の流れをイメージしやすくお伝えします。

① 現地調査・お見積り

まずは屋根の状態をチェックします。
ドローンや高所作業車を使うこともあれば、実際に屋根に上がって細かく確認することもあります。

  • 板金の浮き・変形・サビ

  • 釘・ビスの状態

  • 周りの屋根材や下地の傷み具合

などを総合的に見たうえで、必要な工事内容と費用感をご説明します

② 近隣へのご挨拶・安全対策

屋根工事は、

  • 音が出る

  • 材料の搬入・搬出がある

  • 落下物がないよう細心の注意が必要

といった理由から、近隣への配慮と安全対策が欠かせません。

事前にご挨拶まわりをしたり、
足場や安全ネットを設置して、作業環境を整えます

③ 既存板金の撤去・下地の確認

古い棟板金を剥がし、内部の貫板の状態を確認します。
ここで腐食・割れが見つかった場合は、新しい材料へ交換。

「板金だけ変えても、中がボロボロでは意味がない」
…というのが、現場職人としての本音です
見えない部分こそ、しっかりと手を入れておきたいところです。

④ 新しい板金の取り付け

現場の形状に合わせて板金を加工し、

  • 貫板にビスでしっかり固定

  • 継ぎ目部分の重ね幅を確保

  • 必要な箇所にシーリング処理

などを行いながら取り付けていきます。
金属ですから、風向きや雨の流れも考慮した納まりがとても大切です。

⑤ 最終確認・片付け・お引き渡し

最後に、

  • ビスの締め忘れがないか

  • シーリングの打ち忘れがないか

  • 周囲にゴミや釘などの落下物がないか

といったチェックを行い、お客様にも屋根の写真をお見せしながらご説明します

「普段見えない場所だからこそ、写真でしっかり確認したい」という方はとても多いので、
私たちもビフォー・アフターの写真を残すようにしています✨


5. 屋根板金を長持ちさせるポイント

せっかく工事をしたなら、できるだけ長く良い状態を保ちたいですよね。
そのために、お客様にもぜひ意識していただきたいポイントがあります。

  • 目安として5〜10年に一度は点検

  • 台風や大雪の後は、異音や見た目の変化に注意

  • サビを放置しない(小さなうちに補修すれば費用も最小限)

  • 外壁塗装のタイミングに合わせて屋根も一緒にチェック

「何か変だな?」と感じたときは、早めにご相談いただくことで、
小さな補修で済ませられることも多くあります。


6. まとめ✨

  • 屋根板金は、棟・谷・端部など、建物を水から守る大切な部分

  • 劣化や浮き・サビを放置すると、雨漏りや飛散事故の原因に⚠️

  • 棟板金・谷板金の交換、屋根全体の板金カバーなど、状態に合わせた工事が必要

  • 定期点検と早めのメンテナンスが、結果的には一番の節約に

「うちの屋根、大丈夫かな?」
「そろそろ築20年なんだけど、何かした方がいい?」

そんな不安が少しでもよぎったら、
一度プロの目でチェックしてみてはいかがでしょうか?

私たちも、安心して長く住めるお家づくりのお手伝いができれば嬉しいです✨